3DスキャナーとCAD/CAM技術の矯正治療への活用

3DスキャナーとCAD/CAM技術の矯正治療への活用

こんにちは、栄駅前矯正歯科クリニック、矯正歯科医の吉岡です。

矯正治療の最新技術をお話しします。

一つ目は3Dスキャナー印象（型取り）で、カメラで印象を行う技術です。これまでのべたべたした素材を使った型取りを行わずに歯型を迅速かつ正確に記録することができます。現在ではこのスキャナーの方が精度は良いです。

得られた3Dデータを基にCAD（コンピュータ支援設計）ソフトウェアを使って治療後の歯並びをシミュレーションすることができます。

さらに、3Dプリントした歯列の模型から直接矯正装置を製造することも可能です。この技術は主にアライナー矯正装置（マウスピース型矯正装置）で利用されています。

また、難易度の高い矯正外科手術のスプリントも3Dプリントで作っており、こちらはスプリント内部に気泡が発生しにくいため強度と適合性が上がりました。

手術中や術後、このスプリントが割れにくいため、治療結果の安定が増すでしょう。