矯正治療の流れについて
こんにちは、栄駅前矯正歯科クリニック、矯正歯科医の吉岡です。
最近は矯正治療開始の相談を複数のクリニックで受けてから決める方も多いと思います。基本的には治療期間の長い矯正治療、今日は矯正治療の流れについてお話しします。
相談
どこが気になり治療したいのかをお聞きし、口腔内診査とともにカウンセリングを行います。
精密検査(資料採取)
矯正治療計画立案のために必要な、矯正用のレントゲン写真その他のレントゲン写真、お顔や口腔内の写真撮影、歯型を記録し、顎の状態やかみ合わせと歯並びを詳しく調べます。
特に成人の方は歯科用のCT撮影を行い、不要な抜歯にならないように役立てています。
診断(治療計画の説明)
検査結果に基づき、治療方法や装置、予想される治療期間、費用について魅力的な提案を行います。
矯正装置の装着
治療に必要な矯正装置(ブラケットやマウスピースなど)を準備し、装着します。
定期的な調整
歯の移動スピードに合わせ約3~4週間ごとに来院していただき、矯正装置の調整を行います。使用する装置の種類によって来院頻度は変わります。
治療完了と保定期間
かみ合わせと歯並びが整ったら歯を動かす治療を終了し、かみ合わせと歯の位置を維持するために保定装置(リテーナー)を装着します。
メンテナンス
4ヶ月から半年ごとに、かみ合わせや歯並び、リテーナーの状態などを定期的にチェックします。
歯科治療の中では治療期間が長くかかるのが矯正治療です。学校健診で学校医から指摘を受けた場合、歯並びがどんどん悪くなる前に、早めに相談に行くことをおすすめします。