口ゴボの治療方法について
こんにちは、栄駅前矯正歯科クリニック、矯正歯科医の吉岡です。
初診相談の中でとても多いのが「口もとが出ている」と「口が閉じにくい」です。
先日から「口ゴボ」の「原因」についてお話ししていますが、今日は口もとを改善するための治療方法についてお話しします。
抜歯
口もとの突出は上顎または下顎、あるいはどちらも、前歯が前に出すぎていることが原因です。それを改善するために小臼歯(前から4番目または5番目)の抜歯が必要になるのです。
歯列の幅を広げる
すごく狭い歯列は歯槽骨上の範囲内で歯列を広げます。
臼歯を後方に移動させる
歯科矯正用アンカースクリューやヘッドギアなどを用いて、歯全体を後方へ移動させます。親知らずがある場合は抜歯します。2~3mm引っ込むと良い口元になる人がほとんどです。
上顎洞によって動かないこともあります。
歯を削る
歯と歯の間のエナメル質を0.05~0.3mmの範囲で削りスペースを作ります。
積極的には行いませんが、歯の形が悪い場合はおすすめします。
ゴール設定でどれだけ前歯を動かす必要があるか、また歯槽骨の状態によって治療手段を選択します。特にガタガタも強く口ゴボもある場合では、抜歯という治療方法が必要になる可能性が高い、ということがお分かりいただけるでしょうか?