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中学生になったお子さまの矯正治療
こんにちは、栄駅前矯正歯科クリニック、矯正歯科医の吉岡です。
今日は、中学生になったお子さま(成長期が終了した年齢)の矯正治療と子どもの矯正治療の違いをお話しします。
顎の発育の完了
成長期以降は、顎の発育が完了し永久歯列が完成しているため、顎の発育誘導は行いません。噛み合わせと歯並びは、歯の移動による改善が中心になります。
治療期間
矯正治療は、1~3年程度です。
顎変形症など骨格的な不正の改善は、中学生ではなく高校生から始まります。
矯正装置の種類
固定式のマルチブラケット装置やマウスピース型矯正装置(アライナー矯正)を使用します。
マルチブラケット装置では複雑な歯の移動が可能になり、適応が広いのが特徴です。
審美性への配慮
成長期以降の年頃では、本人の審美性への要求が高くなる傾向にあります。
目立たないアライナー装置は軽いガタガタの場合に用います。マルチブラケット装置ではセラミックなど目立ちにくい色調のものがあります。
成長期以降は自己管理ができるようになり、治療への協力度が高くなります。
良好な治療結果を得るためには、本人の意識と協力が不可欠です。