矯正歯科治療を安心して受けたい

矯正歯科治療を安心して受けたい

こんにちは、栄駅前矯正歯科クリニック、矯正歯科医の吉岡基子です。

歯科医院が看板やホームページなどに掲げることのできる診療科目(標榜科目)は、「歯科」「小児歯科」「矯正歯科」「歯科口腔外科」の4つです。

これらの診療科目は、一定の手続きを行えば標榜することができます。そのため、「矯正歯科」と掲げているからといって、必ずしも矯正治療を専門的に行っているとは限りません。

もちろん、どのような歯科治療にも専門的な知識や技術が必要です。なかでも矯正歯科治療は、歯並びだけでなく、顎の成長や顔貌、かみ合わせなどを総合的に診断する必要があり、高い専門知識と治療経験が求められます。

では、矯正治療を受ける歯科医院は、どのような基準で選べばよいのでしょうか。患者さんが確認しておきたいポイントは、次の6つです。

① セファログラム(頭部X線規格写真)による検査を行っている

セファログラムは、矯正治療の診断に用いられる特殊なレントゲン検査です。

顔の骨格や顎の成長方向、上下の顎の位置関係、歯と顎のバランスなどを分析するために重要な検査です。

歯並びだけを見るのではなく、骨格や顎の状態まで詳しく調べることで、一人ひとりに適した治療方針を立てることができます。

② 精密検査に基づいて診断し、治療計画を立てている

矯正治療では、口の中の写真や歯の模型だけで治療方針を決めるのではなく、かみ合わせの状態やセファログラムなどの精密検査を行い、その結果を総合的に分析することが大切です。

検査結果に基づいて現在の状態を正確に把握し、治療の目標や方法、期間などを含めた治療計画を立てているかを確認しましょう。

③ 治療計画・費用・支払い方法について、わかりやすい説明がある

矯正治療を始める前には、治療の目標やおおよその期間だけでなく、治療によるメリット・デメリット、使用する矯正装置などについて、十分な説明を受けることが大切です。

また、治療費の総額や支払い方法、追加費用が発生する可能性についても、わかりやすく説明してもらいましょう。

説明を受けたうえで疑問や不安を解消し、納得してから治療を始めることが重要です。

④ 転院や治療費の精算について説明がある

矯正治療は、一般的に長期間にわたって通院する治療です。

そのため、転居や進学、就職などによって、治療の途中で通院できなくなる可能性もあります。

万が一、治療途中で転院することになった場合に、どのような対応が可能なのか、また、支払い済みの治療費についてどのような精算方法になるのかなど、あらかじめ説明があるかを確認しておくと安心です。

⑤ 常勤の矯正歯科医がいる

矯正治療では、治療中に装置のトラブルが起きたり、痛みや違和感などの困りごとが生じたりすることがあります。

常勤の矯正歯科医がいる歯科医院であれば、治療中の変化やトラブルにも、より迅速かつ適切に対応してもらえることが期待できます。

⑥ 矯正治療の専門知識を持つ歯科衛生士・スタッフがいる

矯正治療中は、装置があることで歯磨きが難しくなったり、虫歯や歯周病のリスクが高くなったりすることがあります。

矯正治療について専門的な知識を持つ歯科衛生士やスタッフがいることで、治療中の歯磨きや口腔ケア、食事や日常生活についても、より適切なアドバイスを受けることができます。

安心して矯正治療を受けるために

矯正治療は、治療を始めたら最初に立てた計画どおりに進むとは限りません。

治療中には、歯の動きや顎の成長、かみ合わせの変化など、さまざまなことが起こります。そのため、治療経過を定期的に確認し、必要に応じて治療計画を見直しながら、安全に治療を進めることが大切です。

「矯正歯科」と掲げているかどうかだけで判断するのではなく、どのような検査・診断を行い、どのような体制で治療を行っているのかを確認することが、矯正歯科医院を選ぶうえで重要です。

治療内容や費用について十分な説明を受け、疑問や不安を解消したうえで、納得して治療を始められる歯科医院を選びましょう。

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